子供のころから可愛がってもらった従弟に死の危機が

現在58歳の私には年上の従弟が一人だけいます。現在62歳で、子供時代いつも遊んでくれました。自分が小学校のころから従弟の家に行くと、一人っ子の従弟は自分を弟のように面倒見てくれて色々な事を教えてくれました。従弟同士でキャンプに行っても何時も年長の彼がリーダーでした。成人になっても、たまに会うといつも話をして酒も飲みました。そんな彼がガンに冒されていると聞きました。それも余命2か月です。私には衝撃でした。
というのも3か月前に会ったばかりでした。彼は元気で別にダイエットをしてもいないのに体重が6k減って動きやすくなったと言っていました。自営の仕事も辞めて、自分のしたい事をやると言って海へ山へ川へ、そしてサイクリングと自分の思い通りの生活をしていると言っていました。彼はずっと独身で、年老いた母親の面倒も見ていました。今まで自営業で飲食店をやっていて、年中無休で働いていました。さあこれからという時でした。体重がその後も減り続け、あまりにも減るので気になって病院へ行ったそうです。すると総合病院を紹介され精密検査を行った結果、肝臓に腫瘍が見つかりました。沈黙の臓器といわれる肝臓だけに、全く症状も出ずに進行が進んだ結果、既に手遅れで手術不可能と診断されました。医師にすべてを教えてくれと頼んだ彼は、早ければ余命2か月と言われました。
その彼に会いました。以前より痩せていましたが、元気でしっかりしていました。いつ居なくなってもいいように手続きや、自宅の片づけは全てやったと言いました。後は自分の食べたいものを食べるだけだと言い、そう簡単には死なないとも言いました。そして傍らで泣く母親を見ながら、俺が居なくなったら母親を頼むとも言われました。涙が出ました。自分の死期を宣告されてもなお、自分の周りの事に気を使い、一番大事なのは自分なのに気丈にふるまっています。私には絶対にあきらめるな!としか言葉がありませんでした。彼と別れて自宅に帰ると、子供時代から彼と遊んだことが色々めぐって来ます。彼に対しとにかく一日でも長生きしてくれと心で祈りました。

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